「違い」と「同じ」を知ることから

「五旬祭の日が来て、皆が同じ場所に集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から起こり、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、他国の言葉で話しだした。」(使徒言行録2章1~4節 

復活、それこそが「結局」(マタイ福音書28:5—6)

議長 吉髙 叶「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。」(マタイ福音書28:5-6)新コロナに閉ざされた中で二度目のイースターを迎えました。一年以上に及ぶ新コロナの霧の中で、これまで

「命を癒され和解と平和の主に導かれ」(ヨハネ福音書16:32~33)

在日大韓基督教会 金柄鎬「だが、あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにするときが来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難

「光の武具を身に着けよう」(ローマ13:11~14)

日本基督教団 道家紀一 「さらに、あなたがたは今がどんな時であるかを知っています。あなたがたが眠りから覚める時がすでに来ています。今や、私たちの救いが、初め信じた時よりも近づいているからです。夜は更け、昼が近づいた。だから、闇の行いを脱ぎ捨て、光の武具を身に着けましょう。日中を歩むように、品

「あなたに平和、あなたの家に平和、あなたのものすべてに平和がありますように。」 (サムエル記上25:6)

矢萩新一 NCC副議長 敗戦後75年目の夏を迎えています。例年なら様々な学習会や祈祷会が各地で行われ、私自身も沖縄、広島、長崎と平和の巡礼をしていたはずです。新型コロナウイルス感染症の影響で規模の縮小や中止を余儀なくされ、それぞれの場で6月23日、8月6日、8月9日、8月15日を祈りのうちに

「混乱(バベル)の極みの中で」(マルコによる福音書14章9節)

「はっきり言っておく。世界中のどこでも、福音が宣べ伝えられるところでは、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」(マルコによる福音書14章9節)  北村恵子 女性委員会 委員長日本軍性奴隷とされた李容洙(イ・ヨンス)さんが、尹美香(ユン・ミヒャン)さんを告発した原因は、挺身隊

全世界に来ようとしている試練の時に、わたしもあなたを守ろう。(ヨハネの黙示録3:10)

牧 由希子 NCC 書記イースターを迎えました。私はイースターに洗礼を受けたということもあり、クリスマスとはまた違った特別な思いがあります。イースターは私にとってクリスチャンとしての誕生日なので、無事に過ごせた1年に感謝すると共に、また神様に活かされる1年をと、自分をリセットする時期でもあります

涙の洞穴でイエスも共に泣いてくださる

「イエスは涙を流された。」ヨハネによる福音書11章35節吉高叶   大江健三郎さんがその講演の中で、シモーヌ・ヴェイユの言葉を紹介しておられます。「人間にとっていちちばん大切な態度というものは何か? それは、他人に向かって、あるいは隣人に向かって『あなたはどのようにお苦しいのです

自分自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに平和に過ごしなさい。(マルコ9:9)

比企敦子 NCC教育部総主事「平和教育資料センター」開設後2年半となり、今年は日本日曜学校協会(NSSA)設立113年です。センターには各教派・教団の教会・神学校・団体が継続的に来館され、韓国、ミャンマー、アフガニスタン他、欧米諸国からも来館されました。国内外を問わず、よくなされる質問が

クリスマスによせて~人間と同じ者になられた神の子イエス・キリスト(フィリピ2:6)

岡田仁  富坂キリスト教センター総主事富坂では毎年12月に、NCC宗教研究所の諸宗教間対話プログラムに参加するドイツ人神学生たちを靖国神社に案内しています。靖国は、天皇のために戦争で亡くなった人々やA級戦犯などを英霊(神)として顕彰する神社であり、その神学は、人間を神と崇める、あるいは人間が

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