この数年、環境問題、特に気候変動は世界中で喫緊の課題となっています。主からこの地球の管理を依頼されている私たちにとっても、全力で取り組むべき問題です。

2019年開催のNCC宣教会議で出された宣教宣言第三項目で私たちは次のことを広く宣言しました。

宣教宣言2019 第三項目

激しい弱肉強食社会の中で、孤立させられている青年たちの心のうめき。障がいを理由に生きることを否定されたいのちの叫び。生産性を物差しとして人間としての尊厳を奪われた人々の叫び。犠牲にされてきた沖縄の平和の叫び。核の脅威に晒される人々の叫び。自然環境破壊や気候変動による被造物や大地の叫び。不都合な真実を隠蔽しようとする国家の原子力(核)政策の下で健康を損なわれた福島をはじめとする諸地域の人々や子どもたちの叫び。平和、環境、人権はつながっている課題です。

また、2022年に開かれたWCC総会においても気候危機は重要テーマとして取り上げられました。2024年3月より始まったNCC第42回総会期でもWCCの方針と連動して、活動方針に以下のことを盛り込みました。

第42回総会期活動方針

こんにち人類は、この被造世界との和解を厳粛かつ緊急に求められている。地球環境の破壊と汚染は、驚くべき規模での気候変動をもたらし、世界各地で大災害が起きている。それは生態系にも著しい打撃と変質をもたらし、年に何万種類もの種が絶滅し、未知のウイルスの出現やパンデミックを引き起こしている。民族・国家の違いにかかわらず、人類は全世界的な協力をもって速やかに生き方を転換させ、「共通の家」である被造世界の修復のために行動することを「人類的な要求」として突きつけられている。

私たちは、今後サイト上で加盟各教会・団体や私たちが環境問題とどう取り組んでいるかをリンクやニュースで随時報告していきます。またWCC、ACT Alliance、CCAといったエキュメニカル組織の取り組みも順次紹介していきます。

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