希望( ローマの信徒への手紙8:18−25)

          金迅野 NCC書記

誰でも「希望」という言葉にあるイメージを持つことができるのかもしれません。しかし、「希望ってなんですか?」と問う青年に出会ったことがあります。誰かがそう言わざるをえない社会が成り立っている。そのことはまぎれもない事実なのかもしれません。パウロは「希望」を語ります。ところで、パウロが「うめきながら待っている」と語る「希望」とはどういう希望でしょうか。そして、「目に見えるものは希望ではない」とも語っています。それは、わたしたちが日々語る「希望」と同じものでしょうか。
パウロが語る「希望」とは、「神の子とされる」ことであるといいます。韓国語聖書(改訳ハングル、改訳改訂=新共同訳とも)では「養子」と訳されている箇所です。私たちは、「神の子」であるのではなくて、「神の子」であることがゆるされた存在です。ほんとうは直接的なつながりのない存在を「子」とされる「選び」の主語は、私たちではありません。「希望ってなんですか」とつぶやくあの青年も「選ばれている」。そのことを、いま、そのまま彼に伝えたとしても、言葉は虚しく空を切るにちがいありません。私たちがいま考えるべきことは、そのような人に、どのように「希望」を語るかということ。そのように思えてなりません。
在宅ホスピスというシステムを編み出し、多くの人に「希望」を伝えてきたあるお医者さんが、末期がんにおかされながら記した日記を見たことがあります。その日記の最後にはこう記されていました。「苦しみは十分味わった。あとは喜びに向かって進もう。喜びに向かって進もう」。最も希望を語りがたい時間のなかで紡がれた最後の「希望」のリフレインが胸をついてきます。自分の身体に刻まれた経験に即した言葉によって語る「希望」にこそ、力と恵みが宿るのだ。深い自戒を込めてそのように思います。
 

最新ニュース
投稿者 : webmaster 投稿日時: 2017-10-17 11:27:11 (204 ヒット)

障害者問題委員会のニュースレター65号が発刊されました。PDFをダウンロードしてご覧ください。
また、毎年11月第2主日から1週間は「障がい者週間」として、障害者のことを覚えて過ごす期間になりますが、18日にその一環の集会が行われます。

主題「命の大切さを見つめて()—障がい者の誇りと光—」
発題1平石祐哉さん(社会福祉法人ラルシュかなの家)
発題2マイノリティー宣教センター
日時:11月18日(土)11:00〜15:00
場所:日本聖公会神田キリスト教会(東京都千代田区外神田3-5-11)
参加費:1000円
詳しくはPDFをダウンロードしてご覧ください。

ニュースレター65号

「障がい者週間」の集い


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2017-10-03 19:11:26 (685 ヒット)
ヘッドライン

山室軍平の生涯を描いた映画をご案内いたします。
「地の塩 山室軍平」
監督:東條政利
出演:森岡 龍、我妻三輪子、辰巳琢郎、伊寄充則、水澤紳吾、小柳 心、芹澤興人、 他

山室軍平は明治5年、岡山県の貧しい農家に生まれ長じてキリストと出会い、同志社で学びます。人の役に立つ人になりたいという意志をもつ中で救世軍に出会い、信仰による救済活動を始めます。娼妓自由廃業運動をはじめ、無料労働紹介所や結核療養所、児童虐待防止運動など多くの慈善活動を起こしました。

10月21日(土)より下記のようなスケジュールで順次公開されます。

東京 新宿武蔵野館       10/21〜
岡山 シネマクレール丸の内   10/21〜
京都 みなみ会館        11/11〜
大阪 第七藝術劇場       未定
新潟 シネ・ウインド      未定
宮城 桜井薬局セントラルホール 未定


公式HP: http://yamamurogunpei.com/
トレイラーがこちらでご覧になれます。(←「こちら」の文字をクリックしてください)

詳しくは下のJPEG画像をご覧ください。

 


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2017-09-06 11:17:26 (1366 ヒット)

NCC部落差別問題委員会主催の「人権文化セミナー連続講座 第3回」が下記の要領で開催されます。どうぞご参加ください。
詳しくはPDFをご覧ください。

「東京・墨田区の被差別部落フィールドワーク」

日時:11月18日(土)9:30〜13:00
場所:産業・教育資料室きねがわ
集合時間・場所:午前9:30/京成線「八広」駅2階改札

1.フィールドワーク 1
9:30 関東大震災時韓国・朝鮮人殉職者追悼の碑
お話 西崎雅夫 (グループほうせんか)
2.産業・教育資料室きねがわ
10:30 ー膾甜圓△い気帖‐泉嗣 (NCC部落差別問題委員会委員長)
△話 「革のまち 木下川」
岩田明夫 (東京都同和教育研究協議会元会長/木下川資料運営委員会)
ビデオ上映 「木下川の皮革工場を見る―皮を革に変える―」企画 木下川資料委員会
3.フィールドワーク 2;地域を歩く
11:00 “薐弭場見学
11:30 ¬擴疾郢駑措叱学
お話 「木下川の歴史と部落解放運動」
部落解放同盟東京都連合墨田支部
ご響曄懇談
13:00 終了

参加費:1000円
申し込み:氏名、所属、住所、電話番号、メールアドレスを明記の上、NCC部落差別問題委員会 nccbdic@gmail.com へお申し込みください。
faxは03-6302-1920(NCC)

人権文化セミナー連続講座 第3回のチラシ


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    お知らせ
    NCC第40回総会
    2017-5-31
    NCC第39総会期は今年度が最終年です。来年2018年3月19日(月)20日(火)に第40回総会が開かれる予定です。
    6月1日付で総会招集の公示をいたします。加盟・準加盟の教団および団体に案内をお送りいたしますので、関係の皆さまはどうぞ日程を調整し、ご出席くださいますよう、お願い申し上げます。
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