エイズ・サンデーを覚えて セクシュアル・マイノリティである人びとの存在を覚えて
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◆エイズ・サンデー(12月1日に最も近い聖日)を覚えて
12月1日の世界エイズデーに最も近い主日は、エイズ・サンデーとして世界の諸教会によって覚えられています。しかし日本の多くの教会では、エイズ患者・HIV感染者の存在が忘れられているのも現状です。そこには、「教会では感染ルートなどによって非難されるかもしれない」という怖れから声をあげられない人びとが多くいるのです。エイズのまん延を防ぐと同時に、社会や教会での感染者に対する差別・偏見がなくなるようにお祈り下さい。各地域の教会の働きが覚えられますように。
◆セクシュアル・マイノリティである人びとの存在を覚えて
人間は「男」「女」のどちらかに生まれ、「女の子」は「女の子」らしく、「男の子」は「男の子」らしく育てられ、異性を愛し、結婚して子育てをするという、画一的な生き方が長いこと当たり前とされてきました。このような現状の中で、同性愛者、バイセクシュアル(両性愛者、相手の性別が気にならないと説明する人もいる)、アセクシュアル(性的指向が同性異性どちらにも向かない人)、トランスジェンダー(体の性と自認する性が異なる人)など「多様なセクシュアリティ」を生きる人びとの中には、社会や教会からの圧力を受け、自分らしく生きることが困難な人も多くいます。生きることの根幹にかかわる性のあり方、その多様性を覚え、すべての人が神によって創られ祝福されていることを思いおこしましょう。