ヒロシマ・ナガサキを覚えて NCC平和・核問題委員会
◆ヒロシマ・ナガサキを覚えて
1945年8月6日と9日の原爆は20万人以上の人びとを殺傷したばかりか、生き残った被爆者にも放射能による後遺症という苦しみを背負わすことになりました。今なお数多くの被爆者とその子孫を苦しめ続けています。
被爆者は「こころ」と「からだ」に受けた深い傷を負いながらも、自分たちの体験した苦難を繰り返させてはならないと、「再びヒバクシャをつくるな」「核兵器をなくせ」と叫び続けています。その声は、数多くの人びとの共感を呼び、世界各地で核兵器廃絶の幅広い行動へと人びとを招いています。平和と核兵器廃絶を願う人びとの祈りがさらに広がりますように。
◆NCC平和・核問題委員会
NCC平和・核問題委員会は、平和をつくる活動をしている全国各地のキリスト者や市民と出会い、協力・連帯を模索しながら活動を行っています。また、原発や核燃料サイクルの問題では、多宗教間でつくる「原子力行政を問い直す宗教者の会」の一員としても活動を担っています。
軍事化や憲法改悪に関しては、カトリックを含む36教派・団体が運営する「平和を実現するキリスト者ネット」や、宗教を超えて活動する「平和をつくり出す宗教者ネット」と共に祈りつつ行動しています。日本の軍事問題をアジアの文脈から捉え、平和をつくるための歩みを模索する国際的なネットワークや、沖縄・辺野古の基地建設を許さない実行委員会とも連携しています。神さまに創られたすべてのいのちが、核や戦争で奪われることがないようにと祈りつつ活動しています。
平和の問題と核(原子力)の問題とは一体化した問題です。強行採決された安保関連法、またいわゆる共謀罪法も、非常に危険な段階へ進むものであり、撤廃に向けた努力を連携するすべての方がたと共に貫きます。