世界聖餐日を覚えて キリスト友会日本年会

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◆世界聖餐日を覚えて
 世界聖餐日は、1930年代にアメリカ合衆国の長老教会において始められました。世界中のキリスト者が主の食卓につくことによって一致し、互いに認め合うことを願って始められた世界聖餐日は、第二次世界大戦によるさまざまな対立が深刻化していた1940年にアメリカNCCの前身であるアメリカ連邦教会協議会によってエキュメニカルな祝日とされました。現在では世界中に広まり、毎年10月第1日曜日に世界聖餐日が祝われています。

◆キリスト友会日本年会
 Religious Society of Friends(キリスト友会、フレンド派)は通称クエーカーとも呼ばれている。神は「内なる光」として、全ての人に内在すると信じている。牧師はもたず、プログラムのない沈黙の礼拝を行っている。その中で静かに「内なる光」を求めて、神からの霊的な働きかけを待ち望む。心に神の導きがあったと感じた人は、立って「感話」を述べ、参会者とメッセージを分かち合う。
 クエーカーは生き方を通して信仰を表すことが大切であると考えているので、文字に書いた信条はない。しかし、生き方の中で歴史的に実践されてきたことを「クエーカーSPICES(スパイセス)」と表現することがある。それは、Simplicity(簡素な生き方をする)Peace(平和を築く者となる)Integrity(誠実に神と人に接する)Community(共同体に奉仕する)Equality(平等に人を尊ぶ)Stewardship(環境保全に努める)の頭文字をとったものである。
 日曜礼拝会後は、週ごとに、聖書の輪読やクエーカー学習会、讃美歌練習、社会平和懇談会、事務会などを行っており、これらの活動は全て形を変えた礼拝であると考えている。フレンドの信仰においては、聖と俗との区別はないというのが基本的な考え方である。
 17世紀、英国でひとつの信仰の形として始まったクエーカーは、日本においては1885年、当時留学中の新渡戸稲造、内村鑑三の助言によりアメリカのフレンド婦人外国伝道協会より宣教師が派遣され、伝道活動が開始された。現在は年会事務所をおく東京のほか、水戸、土浦、下妻、大阪に月会(集会)がある。東京ではコロナ禍でも、会堂およびオンラインで礼拝を通常どおりに行っている。
ホームページ http://www.kirisutoyuukai.org/

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2024-10-06 から
2024-10-06
 

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