3月11日〜12日の2日にわたってオンラインでNCC第42回総会が開かれました。
総会の主な議案は 1)役員と総幹事の選任 2)第42回総会期活動方針審議 3)ジェンダー正義に関する基本方針採択 4)第42回総会期予算の大綱 5)日本キリスト教会加盟でした。

1)新役員
議長:吉髙叶(よしたか・かのう)日本バプテスト連盟 再任
副議長:西原美香子(にしはら・みかこ)日本YWCA 再任
副議長:李明忠(い・みょんちゅん)在日大韓基督教会 新任
書記:藤原佐和子(ふじわら・さわこ)日本福音ルーテル教会 再任
書記:田附和久(たづけ・かずひさ)日本YMCA同盟 新任
また2期6年間、総幹事の任にあった金性済(きむ・そんじぇ)氏に代わり、大嶋果織(おおしま・かおり)氏が新しく総幹事に選ばれました。
2)活動方針
新総会期のテーマは「キリストよ、あなたの和解の命に、わたしたちをあずからせてください」。聖句は「神は、キリストを通してわたしたちを御自分と和解させ、また、和解のために奉仕する任務をわたしたちにお授けになりました。」(コリントの信徒への手紙Ⅱ 5:18)
世界各地で分断や紛争が広がる中、キリストによる和解の重要性を再認識し、「未来に対する責任」を担っていくことを宣言しました。
方針案は、いくつかの語句を追加することが提案されたのち、賛成多数可決されました。
3)ジェンダー正義に関する基本方針
新総会期の活動の大きな柱となるのが「ジェンダー正義」への取り組みです。前総会期においてワーキングチームをつくり準備を進めてきました。質疑ののち、賛成多数で可決されました。
4)予算の大綱
日本のキリスト教会はすでに長く財政的な問題に直面しており、NCCもその影響を受けています。厳しくなる状況を見据えた上での大綱が示され、賛成多数で可決されました。
5)日本キリスト教会の加盟
多くの困難に直面する中にあって、NCCにとっての喜ばしい出来事が日本キリスト教会の加盟です。今年2月の第12回常議員会で承認を得て、総会において正式に承認されました。

オンラインでの総会開催
コロナが5類に緩和される中、総会準備の段階で、今回の総会をどのような形で開くかが検討されました。対面、オンライン、またこの2つを合わせたハイブリッド、の3つの方法が考えられましたが、役員会および常議員会では、全国の総会議員が積極的に参加できる方法としてオンライン方式を採択しました。これにより、遠隔地の議員も多数参加することが可能になり、NCCが全国的な広がりを持つ活動であるという共通理解が深まるものと思われます。

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