ジェンダー正義の問題は今、世界的に重要な課題の一つです。教会はその中心に位置する存在としてこの課題に取り組む必要があります。

1998年開催のNCC創立50周年宣教会議で採択された「NCC宣教宣言」には「日本のキリスト教会の構成員の7割は女性であるにもかかわらず、決議決定機関は男性成人教職者中心で占められ続けてきた。加えて、青年、子ども、女性は常に宣教の対象として位置付けられ、共に宣教を担うものとして正当に扱われてこなかった」と言明されています。その後、この問題の重要性を絶えず確認しつつ、2019年開催のNCC宣教会議で出された宣教宣言で以下のように明記しました。

宣教宣言2019

私たちはこれまでの宣教会議でも、女性は宣教の客体ではなく、『主体』であることを確認してきました。また、これからの私たちの『コイノニア』は、女性というカテゴリーにとどまらず、あらゆる世代、ジェンダー、セクシュアリティに属する人々が『主体』でなければなりません。日本におけるキリスト者はその人口の1%以下ですが、政令に押し出され、自己保存的な志向から解放されて、常に開かれた共同体、より包括的な共同体でありたいと願います。

また、2024年3月に開かれた第NCC総会において以下のように言及されました。

第42回総会期活動方針

「NCCジェンダー正義に関する基本方針」は前総会期の大きな成果の一つである。加盟教団・団体はその歩調の違いにかかわらず、互いに協力し、ジェンダー正義の実現に向けて共に歩みを進めていくことが求められている。ハラスメントやヘイトスピーチを含め、私たちはジェンダーやセクシュアリティに基づくあらゆる差別や暴力に反対し、必要な学びをいとわず、共に変えられていこう。

私たちは、この重要課題にWCC、ACT Alliance、CCAと協力しながら活動を推進してまいります。方針内容についてはPDFをご覧ください。
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NCCジェンダー正義に関する基本方針f

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