ペンテコステ、世界教会協議会（WCC）

◆世界教会協議会（WCC）
WCCは、聖書に基づき主イエス・キリストを神であり救い主であると告白する諸教会の交わりであり、それゆえ、唯一の神、父と子と聖霊の栄光のために、共通の召命を共に果たそうと努めています。
WCCは、世界120以上の国と地域にある教会や教派の集まりで、5億8千万人以上のキリスト者を代表し、世界の正教会、聖公会、バプテスト教会、ルーテル教会、メソジスト教会、改革教会、そして多くの合同教会や独立教会が加盟しています。WCC設立時の教会の大半はヨーロッパと北米の教会でしたが、今日ではアフリカ、アジア、カリブ海諸国、ラテンアメリカ、中東、太平洋地域の教会が加盟しており、現在、356の加盟教会を擁しています。
WCC総会は8年に一度開催されています。第一回総会は、1948年にオランダのアムステルダムで開催され、発足時の加盟教会は147教会、日本基督教団と日本聖公会もその中に含まれます。その後、1963年に在日大韓基督教会が、1973年に日本正教会が加盟し、現在日本からはこの四教会が加盟教会となっています。NCCも関係キリスト教団体としてWCCに陪席しています。
加盟教会にとってWCCは、共に考え、語り、行動し、礼拝し、活動し、互いに挑戦し、支え合い、分かち合い、議論し合うことのできるユニークな空間といえます。このフェローシップのメンバーとして、WCC加盟教会は次のことを行っています。

· 一つの信仰と一つの聖体の交わりのうちに、目に見える一致を目指す。
· 宣教と伝道のための活動において、共通の証しを推進する。
· 人間の必要のため奉仕し、人々の間の障壁を取り除き、義と平和を求め、被造物の完全性を守ることによって、キリスト教的奉仕の業に仕える。
· 一致、礼拝、宣教、奉仕において刷新を促進する。

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