日本バプテスト連盟
◆日本バプテスト連盟
○1947年4月3日、16の教会で日本バプテスト連盟(以下連盟)を結成。2024年現在286教会・29伝道所(合計315)が「協力伝道」に励んでいる。加盟教会それぞれが独自の信仰告白と教会規則を持つ独立した「各個教会」の意識を大切にし、「自立と協力」を掲げて、協力伝道体を形成している。毎年1月最終主日から2月第1主日を「協力伝道週間」として、加盟教会・伝道所が共に祈り合い、協力伝道の働きを感謝に覚える時を持っている。
○第70回定期総会を開催する(2025.2/7-8、オンライン・対面による総会)。総会標語:「今、共にキリストを証しするために~新たな『自立と協力』」~各個教会・地域が主体となる協力伝道~/総会聖句:「愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです」(コロサイの信徒への手紙3章14節)を前回に続いて掲げている。
○4度目の機構改革で、現在「中期4カ年計画」(2023~2026年度)の2年目にある。クオータ制導入による選挙で選出された理事会(12名)、並びに5つの常設委員会(総務、財政、地域協働、研修、ハラスメント対策)、また機構改革で3室(総務室、宣教室、常務理事室)となった連盟事務所が連携・協働し、キリストを証しするために、諸教会・地域が主体となる協力伝道の働きが進められている。
○2015年からインドネシアに野口日宇満・野口佳奈両宣教師を、2005年からルワンダに佐々木和之・国際ミッション・ボランティアを派遣。シンガポール国際日本語教会とは覚書を交わして宣教協働を継続している。また、米国のCBF(コーポラティブ・バプテスト・フェローシップ)とは覚書に基づいて、フィールド・パーソネル(ローラ・フーシー、カーソン・フーシー両氏)が金沢教会を拠点に活動中。そのほかBWA(世界バプテスト連盟)、APBF(アジア太平洋バプテスト連合)に加盟。アジア・太平洋、世界の諸団体と協働。また、連盟の国外伝道については、機構改革を進める中で、新たな理念・方針を立てるべく協議が続けられている。なお、これからの国外伝道の検討を進めていく中で、連盟の国外伝道を世界バプテスト祈祷週間献金などで祈り、支えてきた日本バプテスト女性連合に対して、連盟理事会は「日本バプテスト女性連合とのこれからの協働のために~性差別に基づく構造的課題に対する理事会表明~」を表明した。
○機構改革の流れの中で、月刊『バプテスト』誌(A4・8p)を無料配布の機関紙『バプテスト』(A4・両面)として刷新した。これに伴い連盟HP内に会員専用の特設ページを設置し、11月よりサイト版「協力伝道ひろば」の運用を開始。
○連盟の伝道者養成は、「これからの伝道者養成に関する基本理念」を踏まえて、アクションプランと財務基本計画が2024年第69回総会で承認。これらに基づき、伝道者養成に関する委員会にて具体的な施策を進めている。
○青少年伝道は研修委員会(常設委員会)において「ユース伴走プロジェクト」が立ち上がり、2024年8月に全国ユースキャンプをYMCA東山荘で実施。教会音楽は宣教室のもとに新生讃美歌推進担当に一部業務を委託。また研修委員会のもとに教会音楽研修センタープロジェクトを設置。教会教育は宣教室のもとに『聖書教育』実務者会を設置し、2023年度から月刊『聖書教育』を発行。『聖書教育』の今後に向けて理事会のもとに評価・検討チームを設置。
○回転資金、資料保存・管理、靖国神社問題、公害問題、日韓・在日連帯、部落問題、ホームレス支援、性差別問題、伝道者養成、障がい者と教会(休止中)が活動。また、「平和宣言」推進、憲法アクション(24年度終了予定)、東日本大震災被災地支援、給与検討、国外伝道タスク、国外伝道臨時、機関紙編集、教役者退職制度調査などの臨時委員会が活動。また、理事会のもとに沖縄基地課題協議会を継続して設置。
ホームページ https://www.bapren.jp/
教会の一致を求め、またこの世でのキリストの証しに生かされることを祈り求めてまいりましょう。