キリスト友会日本年会 都市・農村宣教委員会

キリスト友会日本年会 都市・農村宣教委員会

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◆キリスト友会日本年会
Religious Society of Friends(キリスト友会、フレンド派)は通称クエーカーとも呼ばれている。神は「内なる光」として、全ての人に内在すると信じている。牧師はもたず、プログラムのない沈黙の礼拝を行っている。その中で静かに「内なる光」を求めて、神からの霊的な働きかけを待ち望む。心に神の導きがあったと感じた人は、立って「感話」を述べ、参会者とメッセージを分かち合う。
クエーカーは生き方を通して信仰を表すことが大切であると考えているので、文字に書いた信条はない。しかし、生き方の中で歴史的に実践されてきたことを「クエーカーSPICES(スパイセス)」と表現することがある。それは、Simplicity(簡素な生き方をする)Peace(平和を築く者となる)Integrity(誠実に神と人に接する)Community(共同体に奉仕する)Equality(平等に人を尊ぶ)Stewardship(環境保全に努める)の頭文字をとったものである。
日曜礼拝会後は、週ごとに、聖書の輪読やクエーカー学習会、讃美歌練習、社会平和懇談会、事務会などを行っており、これらの活動は全て形を変えた礼拝であると考えている。フレンドの信仰においては、聖と俗との区別はないというのが基本的な考え方である。
17世紀、英国でひとつの信仰の形として始まったクエーカーは、日本においては1885年、当時留学中の新渡戸稲造、内村鑑三の助言によりアメリカのフレンド婦人外国伝道協会より宣教師が派遣され、伝道活動が開始された。現在は年会事務所をおく東京のほか、水戸、土浦、下妻、大阪に月会(集会)がある。東京ではコロナ禍でも、会堂およびオンラインで礼拝を通常どおりに行っている。
ホームページ http://www.kirisutoyuukai.org/

◆NCC都市・農村宣教委員会(URM)
都市農村宣教(URM)委員会は、高度経済成長時代、1967年のNCC第20回総会で設けられました。都市では、モノの豊かさの膨らむ裏側で、教会が担うべき課題が山積しています。
都市の問題は裏を返せば、農村の急速な人口減少と、それに伴う第一次産業の衰退、農村地域社会の疲弊の問題でした。都市問題はただちに農村の問題に他なりません。
本来、補完し合うべき都市-農村の関係を、中央-周辺、主-従の関係に歪めてしまう構造は、人間の尊厳を侵すものとして広く見受けられます。在日米軍専用施設の74%が、東京から1,500㎞以上離れた沖縄に集中しており、また、福島第一原発を含め、大都市圏に電力を供給している核(原子力)発電所のすべてが大都市から遠く離れた地域にあるという実態は、この歪められた関係を象徴しています。
都市でも、農村でも、一人ひとりを徹底して大切にする。そこにURMの神髄があります。私たちは特に、日韓の社会の中で女性、非正規職、および移住労働者、移住者、性的少数者などに対する差別と憎悪を克服するために努力し続けることを第11回日韓URM協議会(2017)で確認しました。
現在は、関東大震災から100年であることを憶えつつ、2023年の第13回韓日NCC-URM協議会(第2回移住民国際シンポジウム・URM協議会)開催に向けて準備を進めています。
神さまによって創られた命を守るため、人権の尊重、格差の解消、核兵器の廃絶、農漁村の尊重と、それらについてのエキュメニカルな取り組みの広がりをお祈りください。

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日時

2023-11-05
 

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