NCC靖国神社問題委員会のために

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「靖国神社問題委員会」が取り組む課題は、「靖国神社問題」のみに留まら ず、キリスト教会が2000年の歴史の中で向き合った「教会と国家」の問題と深 い関わりを持っています。特に日本の歴史において国が神的権威を要求し、市 民に一律に礼拝を強要した「国家神道体制」の時代の中で、日本の教会もまた 進んで天皇を参拝し、戦争協力を行った痛ましい歴史の教訓を負っています。 どのような時代にあっても「イエスは主である」との信仰を告白に生きるべき 教会が、「天皇も主である」と変容し、「隣人を自分自身のように愛する」と の教えに反し、アジア侵略に協力し続けた事実は、今日の私たちに対しても教 会の本質を問いかけている課題です。
戦後においても、国家神道の中心的な役割を果たした宮中祭祀は、今尚継続 して行われて、2019年に予定される天皇の代替わりにおいては、大嘗祭等の戦 前同様の国家神道的儀式が「国事行為」「公的行為」として行われんとしてい ます。2020年オリンピックに向かって「国民統合としての象徴」としての天皇 の役割はいよいよ強化・強調され、「愛国心」「国のために死ぬ国民を造るこ と」、「靖国」のような国による戦死者追悼行事が大々的に推進されることで しょう。
靖国神社問題委員会は為政者に対しても憲法を遵守し、政教分離原則を守り、 国家の神格化、国家神道体制の復古、戦争への準備行為に警鐘を鳴らすととも に、日本に立てられた教会が神の言葉の真理に立ち、皇国史観ではないアジア からの視点で神を愛し、隣人を愛する和解の務めに生きることができるよう働 きかけて行ければと願っています。今まで天皇制や代替わり問題に対してブッ クレットの出版を行ってきましたが、天皇の代替わりの只中に差し掛かるこの 一年を通して、学習会や祈祷会を連続して開催し、諸教派、団体を越えた運動 を共に作って行きたいと願っています。信仰の課題として共に取り組んでまい りましょう。

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