
沖縄から全ての基地が撤去されますように 日本友和会(JFOR)
◆沖縄からすべての基地が撤去されますように
-辺野古と高江での<いのちを守る>闘いを覚えて
在日米軍基地の74%が国土面積の0.6%の沖縄に集中しています。それは沖縄を「捨て石」とした日本の政策の結果であり、環境破壊をもたらし、自立した地域経済の発展を阻害してきました。また、終戦直後から現在に至るまで、米軍兵士による、子どもや女性をはじめとする沖縄住民への暴力殺傷事件が横行しています。さらに在沖縄米軍基地は北東アジアからインドまで対中国への前線基地として、あるいはイージスアショアの配備計画を伸展させ、近隣諸国との和解をいっそう困難にしています。基地は標的となるだけでなく、他国を脅かす加害者ともなっていることを沖縄は実感しています。人びとが望むのは、「基地の返還」であり、たらいまわしではありません。名護市辺野古や国頭村高江では、毎日、座り込みによる阻止行動が今も続いています。
沖縄の新基地建設阻止は、沖縄で負わなければならない課題ではありません。アジアにおける<いのちを守る>闘いとして今まで以上に覚え、共に祈り、働きたいのです。
◆日本友和会(JFOR)
当会は1926年、国際友和会(IFOR)の日本支部として設立された非暴力平和団体です。2021年3月をもって95年の歴史を刻み、キリストの精神である和解と非暴力によって国内外の平和実現をめざす活動を行っています。
現在の日本の姿を見ると、集団的自衛権行使を容認し、自衛隊が武装して海外に出て行き同盟国と一体となって戦争に加担する仕組み(安全保障関連法)を作ってしまいました。現政権はそれを正当化するためにいよいよ憲法第9条そのものを戦争の出来る条項に変えようとしています。沖縄においては辺野古に新軍事基地を作るため、あの美しい海が土砂で埋め立てられつつあります。
この様な事態に対し、私たちは以下の祈りの課題をもって歩みを進めています。
1. 世界に誇る日本の憲法第9条を戦争の出来る条項に変えることに反対しこれを守り抜く。
2. 沖縄・辺野古の新軍事基地建設に反対し、非暴力でこれを阻止する。
3. 2021年発効した核兵器禁止条約に批准する事を政府に求め、国内においては原発の再稼働に反対する。
4. 国際間、民族間、宗教間の紛争、テロ発生の原因となる貧困や差別、偏狭な民族主義等による分断を回避し、人の命を大切にする基本精神に立ち返り、紛争解決には武力でなく話しあいによる和解の道を模索します。
ホームページ: http://jfor.a.la9.jp/