死刑の廃止を求めて

投稿日:12月 21, 2018 更新日:

カトリック教会は福音の光のもとに「死刑は許容できません。それは人格の不可侵性と尊厳への攻撃だからです」と教え、全世界から死刑が廃止されることを目指して努力しています。日本カトリック正義と平和協議会は、キリストの教えに基づいて社会問題に取り組むカトリック教会の組織です。その中の「死刑廃止を求める部会」は、志を同じくする国内外・教会内外の方々と連帯し、祈りの集いや講演会の開催、文書の発行などを通じて、死刑廃止を促進する活動を行っています。
わたしたちは日本政府が、死刑廃止を求める世界中の人々の声に耳を傾け、命の尊厳を守るため、死刑の停止・廃止に向けた勇気ある行動を取るよう切に望みます。たとえどのような理由があろうと、またそれがどれほど人間的に“正義”に見えたとしても、人間が国家の名において人の命を奪うことは、神の権限を侵すことだからです。
「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(ルカ 23:43)。自身が無実の“死刑囚”として処刑されていく中、イエスが真っ先に楽園へと招かれたのもまた“死刑囚”でした。
わたしたちを惹きつけてやまないのは、報復ではなく、命をかけて赦しの道を選択したイエス・キリストの生き方です。十字架を前にして弟子たちに剣を放棄することを命じ、自分を十字架に釘づける者たちのために、赦しを願いつ つ息を引き取ったイエスの道を、わたしたちも歩み従いたいのです。(カトリック正義と平和協議会)

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