信教の自由を求めて

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アジア・太平洋戦争が終わるまで2月11日という日は、『日本書紀』で神話上の神武天皇の即位の日とされる日を、「紀元節」として国民全体に祝うことを求めた日でした。1940年に日本全国で行われた「皇紀二千六百年」の祝賀行事もこの神武天皇即位の数えによるものです。同年の1940年にはキリス ト教会も「皇紀二千六百年奉祝全国基督教信徒大会」を行い天皇賛美の集会 を行った負の歴史を刻んでいます。
戦後も1966年に日本政府は2月11日を「建国記念の日」と定め、翌年から 「国民の祝日」としました。天皇を現人神として崇め、その権威を強めるた めに設定された日を再び「国民の祝日」としたことは国家神道復活の明確な 意思を秘めたものです。
かつて日本の教会が、国家神道に迎合し、聖書の神以外の神を礼拝し、戦争協力を行ったことを悔い改め、再びそのような道を歩まないようにと、2月11日を「信教の自由を守る日」としています。
以後も、「元号法制化」「国旗国歌法」の制定「教育基本法改悪」に基づいて「日の丸・君が代」の強制、道徳の教科化、教育勅語を公教育に再び持ち出 そうとの試みなどの動きが続いています。キリスト者は、歴史の反省に立ち、 信じる自由・信じない自由が少数者においても守られ、保障される共に生きる 平和な社会を創るために、この日を覚え続けたいと思います。

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