網中彰子 NCC総幹事

「わたしたちは、生きるとすれば主のために生き、死ぬとすれば主のために死ぬのです。従って、生きるにしても、死ぬにしても、わたしたちは主のものです。」
(ローマの信徒への手紙 14章8節)
主の年2017年も皆さまの毎日が神さまの恵みに満ち溢れますようお祈りいたします。
キリスト以前、以後、B.C、A.D、と言う通り、イエスさまの誕生から全世界は新しく歩み始めました。クリスマスにまことの光として救い主をお迎えした喜びは、過去のものではなく、毎日与えられる喜びの原点です。
幼稚園の頃、くれよんで色鮮やかに一面を塗りたくり、その上から黒いくれよんで塗りつぶしてから、割り箸のようなもので表面をひっかく作品を作りました。夜空の花火のように闇に光が現れます。
アドベントとレントのいわゆる典礼色はどちらも紫。悔い改めをもって歩む時期とされています。けれども、悔いたまま、紫を黒に戻すようなことはないでしょうか。内省すること、悔いることは大切です。ただし、イエスさまは救い主として世に来られ、十字架の死をもって私たちの罪を滅ぼし、復活し、再臨の希望となりました。救われて以後、わたしたちは傷ついたとしても、そこには、先ほどの作品のように美しい色が現れます。主と共にいるという幸いを大いに味わう1年でありますよう、神さまの愛に気付く日々でありたいと願います。

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