今月のメッセージ : 「隣人を自分のように愛しなさい。」(マタイ23:39他)
投稿者 : webmaster 投稿日時: 2015-07-17 (621 ヒット)

NCC副議長 渡部 信
 
 2015年6月、ドイツの首都ベルリンで「国際ギャザリング」が開催され、筆者も日程が出張と重なったため個人的に招かれた。この会合は、「世界平和の架け橋」を担おうとする、世界的なネットワークから推薦を受けた各国のクリスチャン政治家、実業家、諸団体の役員、個人参加者らによる集いである。開会式は、ドイツ連邦共和国国会議事堂内にあるドイツ社会民主党本部で行われた。参加した約60か国、200名強の中には、ロシア、ポーランド、ウクライナ、ハンガリー、セルビア、スロベニア、マケドニア、コソボ、ルーマニアなど旧共産圏からの、またリビア、エジプト、イラン、イラク、パキスタン、アフガニスタンなどのイスラム圏からの顔もあった。
 会合の主要なテーマは『政治・宗教的な違いを超え、世界平和を築くためにどのような貢献ができるのか』であった。この会議場の正面には、過去、人類が殺し合った戦史を象徴する一枚の大きな壁画が掲げられており、国会議事堂も旧東西ベルリンの境界線上に位置していた。参加者のスピーチの中には、日中間で生じた尖閣諸島の紛争危機の際、アメリカ政府の要請で中国に出向き、中国政府高官と一週間に渡り第一次世界大戦がいかに突発的な衝突で世界を戦争へと巻き込んだかを一対一で話し合い、偶発的な紛争を回避するために平和外交に尽力した一幕も披露され、筆者にとって印象に残るものであった。
 聖書の言葉、「自分を愛するように隣人を愛する」。全人類の共通する黄金律として、敵対する者にも仕えるサーバントシップの一面を「国際ギャザリング」で垣間見ることができた。NCCの働きも、「平和を構築する架け橋」の役割を担うことができればと願う者である。