今月のメッセージ : 「敵意を滅ぼした十字架」
投稿者 : hiram 投稿日時: 2014-11-01 (495 ヒット)

 渡部 信 NCC 副議長  

 私は1カ月前に仕事でエルサレムを訪問し、再びイエスの足跡を辿る機会を得ました。1948年の建国以来、イスラエル国の首都エルサレムはユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒、アルメニア教徒の暮らす4つの住居地に分割された複雑な街となっています。  イエスの時代も、エルサレムの街には祭司長グループの元にサドカイ人、ファリサイ人の分派があり、ローマ帝国の総督ピラトがおり、ヘロデが国を治めていました。現在と変わらない様々な利害関係の渦巻く複雑な街であったことは、ご存じの通りです。
イエスはどんな思いでこのエルサレムに入城されたのか、とふと考えました。複雑な人間同士の敵対関係を解消するために、その憎しみの感情を一手に身に負い受容なさるために選んだ道、それがドロローサの道です。  使徒パウロがエフェソの手紙2章で、「十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。(16節)」と述べている通りです。 NCCの働きは、このみ言葉を土台にしています。「遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げしらせられました。(17節)」というメッセージを掲げながら、キリストにある同労者と共にこの福音を携え、歩んで行きたいと思います。