投稿者 : webmaster 投稿日時: 2018-08-03 (46 ヒット)

金 性 済 NCC総幹事

モーセと出エジプトの民イスラエルがカナンの地をめざし歩んだ40年の時間には、神の、人の思いを超えたご計画があったのです。昼には、雲の柱が、そして夜には火の柱が彼・彼女らの道しるべとなり、モーセと民はそれを見失わなかったのです。民がカナンの地にたどり着くことと、そこに至るまで自分たちが神に守られることを神に願い求めていた時、神が民に求めておられたことは、荒れ野の困難の中でも神の与える道しるべを見失わず、ひたすら神とそのご計画を信じ従い、ひとつとされて道を進み続ける民として成長することであったのです。
今日、私たちキリスト者が“平和”というカナンの地をめざす道も、同じです。政治は、まるで草木も枯れる荒れ野のように腐敗し、砂漠の中で渇き疲れ果てる人を蜃気楼のように惑わす灼熱の日差しのように、敵意と不安とヘイトをあおるプロパガンダが人々を幻惑させます。それでも、私たちキリスト者は主のみ言葉に堅く立ち、それを道しるべとしながら、腐敗する政治に目を閉ざすことも、惑わされることも、躍らされることもなく、ひたすら主の指し示す平和をめざし、今おかれたところで否を否と叫ぶ道を進み続ける主の民となることを、神に求められているのです。
平和のためにはたらくキリスト者に主は今日も語りかけてくださる、「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。」(ルカ12:32)この主のみ声のゆえに、私たちのめざす平和はもうすでに私たちの中に慰めと励ましと希望として始まっているのです。
 


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2018-06-07 (69 ヒット)

小海 光 NCC副議長

 
私たちの関係で一番難しいものがコミュニケーションです。インターネット環境が発達し、コミュニケーションがより広く速く行えるようになった反面、それによって摩擦が起き関係が壊れ、私たちの間により厚い壁を作っている現実があります 。
「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」それを見た人たちは、「彼らが私たちの言葉で、神の偉大なわざを語っているのを聞こうとは。」と驚きます。
聖霊の力は、文化の違い、言葉の違い、習慣・伝統の違い、宗教、民族の違いによって分裂された私たちに、コニュニケーションの回復と力を与えてくれます。これは、話せるようになるというだけではなく、聞くこと・理解することができるようになるという力です。なぜなら私たちは、同じ言語を話しているのに互いに理解し合えない経験を持っています。心を閉ざしている時、わたしたちの耳も目も魂も閉ざされます。そして言葉はただの雑音でしかなくなってしまうのです。しかし、聖霊の力を受ける時、自分を主張することではなく、お互いの存在が見えて来て、 互いの話が聞こえて来て、理解と信頼が生まれます。その時、同一性ではなく、多様性を持った一致が可能になります。わたしたちNCCの働き手として、それぞれが語る言葉にまず耳が開かれ、聞くことができるように、ペンテコステに与えられた聖霊の力と愛がわたしたちを一致させ、神の大いなる働きの業を伝えていくことができるようにと祈ります。
 


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2018-04-04 (144 ヒット)

「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」マタイによる福音書5章9節

NCC議長 渡部 信

ソウルの近郊、高陽(コヤン)市のコンベンションセンター・キンテックスで3月8日(木)朝、クリスチャン議員が中心となり韓国国家朝餐祈祷会が開催された。私は今回7年ぶりに招待状を頂き、参加した。今年は合唱団・オーケストラを加えると歴代最多となる5,000名が集う大祈祷会となった。第50回の今回と「ヨベルの年」とを重ね合わせ、解放と自由を強調した。会は「赦しと和解」をテーマに、朝鮮半島の南北統一に向けた祈りで始まり、出席した文在寅大統領と金正淑夫人と共に南北統一への再祈祷で閉会した。日本からの出席者は私の知る限り7、8名足らずで、近年顕著な日本と韓国のキリスト者同士の希薄な関係を象徴するかのようであった。
日本は、朝鮮半島の南北統一に懐疑的である。しかし、韓国キリスト者の祈りからは、1948年に建国された朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との祖国統一へ向かいつつある、政治を動かす原動力はキリスト者の祈りである、という叫びと気迫が伝わってきた。
帰国後、ある軍事評論家のセミナーに出席した際、今年4月に行われる南北首脳会談に象徴される北朝鮮への路線変更は本物である、という分析を聞いた。現実に戦争が起これば百万を超える死傷者を生むことは必至であり、その抑止力として、人に被害を及ぼさず、軍事指揮系統を麻痺させる「電磁波(サイバー)攻撃」がアメリカで実戦配備されたとのこと。結果、昨年末に路線変更をせざるを得ない状況になったとの楽観的評論が展開された。
体制が異なる民族統一が果たしてどのように達成されるのか、誰にもわからない。しかし、これもまた知を司るのは人であり、歴史と人を司るのは神である。日本にも多くのクリスチャン政治家が起こされ、神の知恵によって「世界平和」が保たれるようにと祈りたい。
 


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2018-01-17 (273 ヒット)

小橋孝一 NCC議長

新年早々から主の言葉が心に響いています。イエスはその都のために泣いて言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら・・・。しかし今は、それがお前には見えない。」(ルカ19章41〜42節)
これは正に現在の日本のわれわれに向けての言葉ではないか。主は我々の姿を見て泣いておられるのだ。
イエスがこの時、ろばに乗って身をもって示された「平和への道」は、「私はエフライムから戦車を、エルサレムから軍馬を絶つ。戦いの弓は絶たれ、諸国の民に平和が告げられる」(ゼカリヤ9章10節)でした。
そして十字架を目前として、「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる」(マタイ26章52節)と断言された。
これらのみ言葉は現実無視の理想論でも願望でもない。人間の罪の歴史の現実を見通された歴史の支配者の基本方針です。
この基本方針通り、かつて日本は「剣で滅びる」体験をしました。しかし悔い改めることなく、剣に頼る軍事同盟の道を歩み、それに合わせて憲法を変えようとしています。
もはや憲法を「護る」だけで間に合わない。世界に向かって憲法を「活かす」ことが、歴史の主から与えられたわれわれの使命ではないか。
 


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2017-10-31 (270 ヒット)

「起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り 主の栄光はあなたの上に輝く。見よ、闇は地を覆い暗黒が国々を包んでいる。しかし、あなたの上には主が輝き出で 主の栄光があなたの上に現れる。」
(イザヤ書60章1−2節)

総幹事 網中彰子
教会の暦は、アドベント、主イエス・キリストの誕生を待ち望む待降節から新しい年として覚えます。
神さまがおられるのに、なぜいまだに悪があるのか。なぜ神は世を滅ぼさないのか。それは神さまが、すべての人の立ち帰り、つまり、神さまが初めに全く自由な愛の内に人を造られた、そんな愛の中に生きることを待っておられるという神さまの忍耐によるのです。その一人の救いを祈るのが教会です。
出張で中国の上空を飛んだ時、満天の星空を見ました。雲に遮られ、地上からは見えない光。星はその寿命を終えて、光だけが届いているものもあります。神さまは夜、たった独りの我が子を誕生させました。この幼子は十字架で、皆が持つ自己中心の罪を十字架上の死によって滅ぼすために生まれてきました。その主イエスは死から復活し、罪贖われたものを永遠のいのちへと新しく生かしてくださいます。
「闇が地を覆う」「暗黒が国々を包む」そんな状況はあります。けれども、それがすべてではありません。星がそうであるように、たとえその姿が様々な厳しい現実に遮られて見えず、分からないとしても、既に「あなたを照らす光は昇り」「あなたの上には主が輝き」。ここに希望があります。
 


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