要請・声明
憲法九条についてのNCC議長声明
投稿者 : webmaster 投稿日時: 2014-07-02 11:47:59 (1543 ヒット)
要請・声明

 集団的自衛権に関する閣議決定がなされました。

NCCはこのような動きに強く反対し、憲法九条を順守すべく下記のような議長声明を出しました。ダウンロードしてご覧ください。
 

[声明文]

[][] 安倍晋三首相は、「戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認」を定めた日本国憲法第九条の解釈を閣議決定だけで強引に変更し、「集団的自衛権」の行使を容認させようとしています。これは立憲主義を否定し、日本国憲法の三原則である平和主義を根本から覆す暴挙です。日本キリスト教協議会は、役員会の総意により、議長声明によって、これに対する明確な反対の意思を表明します。

 

憲法第九条についての日本キリスト教協議会議長声明

                       

◎剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。

             (新約聖書:マタイによる福音書26章52節)

このイエスのみ言葉は、単なる理想や教訓ではなく、ましてや政治的スローガンなどではない。「天と地の一切の権能を授かっている」(マタイ28章18節)お方の施政方針、すなわち現実の世界の歴史を貫いている真理です。

憲法第九条はまさに「剣をさやに納める」誓いです。この誓いを守り続けることが、世界を「剣で滅びる」ことから救い出す最も現実的な道です。

 

◎致命的な誤解()の道を二度と歩んではならない

「身を守るためには『剣を取る者』とならねばならない」とは、人類の歴史を貫く「致命的な誤解」です。歴史の主に対する反逆罪です。だから裁かれて「剣で滅びる」のです。

この致命的な誤解(罪)に憑りつかれた世界の列強の真似をして「富国強兵」を国是とした大日本帝国の末路がそれをよく示しています。この「致命的な誤解()の道」を二度と歩んではなりません。

 

◎「必要最少限度」「限定的」は通用しない

一旦剣をさやから抜いて相手に向けてしまえば、まして相手を一人でも殺してしまえば、「必要最小限度だ、限定的だ」といくら言っても、身内はごまかすことはできても、相手には通用しない。殺し殺され、憎み憎まれる敵対関係が歯止めなく積み重なっていくばかりです。世界の歴史がそれを示しています。

 

◎憲法第九条(剣をさやに納める誓い)を世界に広めよう。

国際関係の危機を言い立て、ナショナリズムを煽って、憲法を破壊しようとする動きは、阻止しなければなりません。それは「滅びへの暴走」だからです。

しかし今こそ「剣をさやに納める誓い」を、人類存続の基礎として、世界に広める好機です。私たちは、目前の事態の変化をよく見据えながら、焦らず、諦めず、歴史の主による希望を抱いて、一歩一歩踏みしめながら進みます。

 

               2014年6月24日 

 

               日本キリスト教協議会議長 小橋孝一

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