要請・声明
教会活動に対する警察の妨害行為についての声明
投稿者 : webmaster 投稿日時: 2012-07-13 11:12:58 (2128 ヒット)
要請・声明

去る5月27日(日)、カトリック横浜司教区の貝塚教会で行われていたミサに対して、警察による妨害行為が発生しました。
この事件に関して、NCCは下記のような声明を発表しました。原文文書はJPEG画像でご覧になれますので、ダウンロードしてお用いください。

以下本文。

 

国家公安委員会委員長 松原 仁 

警察庁長官 片桐 裕 

 

主の日(日曜日)の教会活動に対する警察の妨害行為についての声明

 

 さる5月27日㈰ カトリック横浜司教区の貝塚教会施設内に川崎臨港警察署職員6名が立ち入り、同教会の管理責任者である本柳主任司祭の制止を無視して、フィリピン国籍の信徒に対して威圧的な執拗な職務質問を行った。周囲の信徒たちが見守り抗議する中で50分間にわたってこのような行為を続けた後、教会敷地内で逮捕し警察署に連行した。

 この件に関して日本カトリック司教協議会は6月21日 司教総会の総意をもって、国家公安委員会及び警察庁に対して、「この行為は憲法35条による住居不可侵の規定に違反し、又憲法20条の保障する信教の自由を侵害する行為であり、今回のような事件が川崎臨港警察署だけでなく、全ての都道府県の警察署内で今後二度と起こらないよう」、大略次の理由を挙げて強く要請している。

 

.トリック教会には、国籍を問わず、祈りや礼拝等を目的として多くの信徒、求道者が訪れる。特に日曜日のミサ聖祭はカトリック信徒にとって極めて神聖かつ重大な宗教上の儀式である。△海里茲Δ糞啓阿鮃気┐匿徒、求道者が和やかな内にも厳粛に相集う時間帯に、国家権力が管理者の制止を押し切って境内地に入り、警察官として職務質問等の職務を行えば、多くの信徒らに対し、恐怖、緊張、屈辱、怒り、嘆きなどの感情を生じさせ、およそ聖なる宗教上の儀式を行うにふさわしくない状況を招くことになり、国家権力による宗教活動の妨害である。6飢颪郎瓩鯣箸靴真佑盍泙瓩董△垢戮峠轍戮鯢蕕辰深圓安心して訪れることができる場所であることを目指している。教会内や教会付近において警察官から職務質問を受けるということが起これば、信徒等は安心して教会を訪れることができなくなる。また警察官が司祭に対し、司祭の宗教上の立場と守秘義務を顧みることなく、威圧的に「犯人をかばうのか。容疑者に敷地外に出るように勧めろ」などと詰め寄る行為は、司祭の権能を否定し、告解の秘跡などカトリック教会の行う宗教活動を冒涜するものである。て本国憲法は、教会及び信徒に対して、宗教儀式、宣教活動、信徒の育成教化など、宗教活動の自由を信教の自由として保障しており、また宗教法人法も、国及び公共団体の機関は法令の規定に基づく権限を行使する場合には宗教法人の特性及び慣習を尊重し、信教の自由を妨げることがないよう特に留意しなければならないとしている。

 

 日本キリスト教協議会は、主の日(日曜日)の教会活動を同じように「極めて神聖かつ重大な」ものとして尊重する立場から、カトリック司教協議会の上記要請理由を熱い思いをもって支持し、このような「主の日(日曜日)の教会活動に対する警察の妨害行為」が二度と繰り返されることがないよう警察及び関係機関に対して強く要請する。

7月3日に開催された日本キリスト教協議会常議員会の総意を、ここに議長声明として内外に発表する。

 

      2012年7月3日       

 

      日本キリスト教協議会 議長 小橋孝一

  

 

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