■□■ NCC 国際エキュメニカル・ニュース 2006.3.2 No.29 ■□■
─目次──────────────────────────────
今号は、国家非常事態宣言が発布されたフィリピンの状況への応答を特集
します。
■1. 3月5日に渋谷でアロヨ大統領への抗議集会・デモ行進が行われます
■2. NCCPシャロン総幹事と共に、署名を提出し、院内集会を開きます
■3. 国家非常事態発布に対するフィリピン教会協議会(NCCP)の声明
■4. NCCフィリピン委員会の抗議声明
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■1. 3月5日に渋谷でアロヨ大統領への抗議集会・デモ行進が行われます
日本全国に合わせて30以上の支部を持つ在日本フィリピン人の最も大きな
3つの団体が主催して、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領に対する抗
議行動が行われます。(Filipina Circle for Advancement and Progress
(FICAP)、Filipino Women's League (FWL)、Kaisahan ng mga Filipinong
Nagkakaisa (KAFIN))
2006年3月5日、11時30分~12:15分、恵比寿公園にてプレス・カンファレ
ンス、その後に集会が開催されます。そして、午後1時半から、渋谷駅に
向けてデモ行進が行われます。お近くの方、どうぞご参加下さい。
◇問い合わせ先:KAFIN 電話:050-15595-424
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■2. NCCPシャロン総幹事と共に、署名を提出し、院内集会を開きます
政権維持のために強権に訴えるアロヨ大統領は、ついに国家非常事態宣言
を発布し、捜査令状もなしに国会議員を逮捕し、軍にメディアを掌握させ
る挙に出るに至っています。選挙の不正疑惑なども大きな原因ですが、自
国利益のためにフィリピン政府に財政再建と治安維持を性急に強く求めて
きた日本を含む諸外国からの圧力、またアジアにおける権益を確保するた
めに軍事的に介入している米国からの圧力も、アロヨ政権に「対テロ戦争」
「反乱鎮圧」の名における強権政策を取らせている大きな原因です。
昨年来、NCCとカトリック正義と平和協議会の呼びかけで、フィリピンに
おける人権活動家の殺害を止めさせるための署名活動を行ってきましたが、
来る3月14日に、皆さんにご協力を頂いた署名をもって外務省を訪ね、日
本政府の認識を質し、フィリピン政府への働きかけを求めます。
また、3月15日午後に、衆議院議員会館にて、国会議員に状況を理解して
もらうための集会を開催します。これは、NCC、カトリック正義と平和
協議会、アムネスティ、水牛家族、ネグロスキャンペーンなどの共催でし、
民主党の土肥隆一議員(NCC国際関係委員会)、社民党の阿部知子議員(アム
ネスティ議連)の協力を得て行うものです。
◇ 署名は3月10日を締め切りとして行っていますので、今からでもご協力
頂ける方はどうぞ宜しくお願いします。
http://www.jca.apc.org/ncc-j/statements/2005/petition_philippines.pdf
◇ 院内集会は、参加できる人数に限りがあり、また入館には通行証が必
要です。今後のキャンペーンのために参加を希望される方は、3月8日
までにNCC真野までご連絡下さい。(mano@jca.apc.org) ※ お返事や詳
細のご案内は9日以降になります。お待ちしています!
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■3. 国家非常事態発布に対するフィリピン教会協議会(NCCP)の声明
このような時代にあって
過去数週間、クーデターの噂や軍人の逃亡などのニュースを聞いて、どの
ようにバランスが傾くのか、我々は息を凝らして待っていた。グロリア・
マカパガル・アロヨ大統領が公正な選挙によって選ばれたと言えるのかど
うかについて、民衆から投げかけられた強い疑いは未だにはらされていな
い。民衆の抗議をそらし、改革を先取りしようと、政治家たちは憲法改正
のやり方についてあれこれと議論している。民衆の抵抗の声は熱を帯び、
高くなるばかりである。現体制が指導力の道徳的基礎をとうに失っている
と確信する人が増えているからである。多くの著名な人々、様々な社会階
層の人々が、反政権側に続々と加わっている。
今日、フィリピンの民衆は、20年前の第一次民衆革命を記念して、街頭に
繰り出した。行進を通して改めて1986年2月に起こった歴史的出来事の意
味に光をあて、本当の変革は民衆が鍵を握るということを共に思い起こす
はずだった。しかし、今日、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領は、民
衆の怒りによって大統領の座を追われることを恐れ、国家非常事態を宣布
し、軍に思うままに行動する自由を与えた。集会を開く許可を全て取り消
した。すなわちこの国では、思い起こすことさえ違法だというのである。
アロヨ大統領に命じられ、軍は直ちに民衆革命記念碑の前に集まった人々
に襲いかかった。20年前の出来事を思い起こすために、不屈の自由の精神
を祝うために、真実と正義と平和の追求への決意を新たにしようと集まっ
ていた人々に。
私たちは強く抗議する。国家非常事態宣言に正当な根拠は全くない。それ
によって、クーデターが解決されることはないし、政権の犯した過ちが正
されることもない。ただ民衆の怒りに油をそそぐだけである。このような
時にあって、NCCPは加盟教会と共に、神の意志がどこにあるかを探し求め
よう。私たちの耳と心が民衆の声を聞き分けますように。そして、民衆の
叫びの中に、教会の適切な応答を見いだしますように。教会が、嘆き、平
和のために働く者と共にあるために。
国内外のNCCPの友人たち、アロヨフィリピン共和国大統領に宛てて手紙を
書いて訴えてください。神の自由への意思を弄ぶことに抗議し、国家非常
事態宣言を直ちに解除するようにと。土地と権利、職と正義、食糧と自由
といった、いのちに関わるもっと大切なことに取り組むようにと。
2006年2月24日
シャロン・ローズ・ジョイ・デュレムデス
フィリピン教会協議会(NCCP) 総幹事
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■4. NCCフィリピン委員会が送った抗議の手紙
内容が重複しますので翻訳は省略しますが、アロヨ大統領が憲法を無視し、
議会を無視し、武力でメディア・言論を封殺し、人権活動家を超法規的に
殺害していることに抗議する内容です。「平和・秩序・経済発展」を目的
とするのなら、それは暴力によってではなく、殺害された人権活動家の正
義を回復することから始め、法と正義と民主主義への信頼を回復すること
によって実現すべきだと述べています。
皆さんからもどうぞ抗議の手紙をお送り下さい。
○在日フィリピン大使館 Fax (03)5562-1603
○アロヨ大統領 Fax +63-2929-3968
○NCCにもコピーをお送り頂ければ幸いです Fax 03-3204-9495
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President Gloria Macapagal-Arroyo
Malacanang Palace
Republic of the Philippines
Dear President Gloria Macapagal-Arroyo;
The National Christian Council in Japan (NCC-J), which consists of 32
mainline Protestant churches and organizations, is gravely concerned
about the deterioration of human rights in the Philippines.
We are dismayed to see how you are destroying people's confidence in
law, justice, and democracy. Your proclamation 1017 declaring a state
of national emergency, which strongly resembles the Proclamation 1081
issued by Ferdinand E. Marcos 35 years ago, was issued without
Congressional approval. This is against the constitution as are the
violent dispersal and the arrest of rallyists, threats to take over
media and oppression on journalists, continued arbitrary arrests and
extrajudicial executions, and the re-introduction of foreign armed
forces. You have been doing all these actions despite repeated protests
from around the world.
In order to further the growth of the economy, to restore the people's
confidence in your government and their faith in the future of the
Philippines, justice must be first restored to the assassinated human
rights activists, who are the victims of your so-called conspiracy
theory. Peace and order cannot be achieved by terror politics. Lift the
state of national emergency immediately and show your nation how the
Head of State of a democratic country should behave.
In prayer,
Rev. Hidetoshi D. Watanabe
Chair of NCC-J Philippine Committee
Rev. Toshimasa Yamamoto
General Secretary of NCCJ
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