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中国に日本語教師として派遣されて (4)

■□■ NCC 国際エキュメニカル・ニュース 2006.3.19 No.79 ■□■

─目次──────────────────────────────
■1. (集会案内) 中国の基督教(プロテスタント) 過去・現在・未来』
■2.『瑶湖(やおふう)便り』(中国派遣日本語教師 藤原 薫さん)
- 一期二年の働きを終えて - 江西省のアミティ教師

☆ 藤原姉中国活動後援会(会長 田中博二牧師)
日本福音ルーテル名古屋めぐみ教会内 TEL/FAX 052-821-3531
郵便振込口座 00840-2-166746 口座名 藤原薫姉中国活動後援会
* 派遣費用として年間5千ドルが必要です。どうぞご協力下さい。

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■1. (集会案内) 中国の基督教(プロテスタント) 過去・現在・未来』

R.モリソン中国渡来200年を記念して、共に学ぶ会<中国の基督教200年>主
催のミニシンポジウム・連続講座が、9月、10月、11月、12月の第二土曜
日に開催されます(場所は都内の教会を予定)。まだ少し先ですが、どうぞ
ご予定にお入れ下さい。

宣教師ロバート・モリソンがロンドン伝道会から中国へ派遣されて広州の
地を踏んだのが、1807年の9月7日でした。欧米列強に翻弄された19世紀、
アジアで初の共和国として出発した20世紀初頭、そして社会主義革命、文
化大革命というすさまじい激動の中で、キリスト教は時に侵略に加担し、
時に徹底した弾圧にさらされながらも、今なお広く大きく力強く生き続け
ています。その200年の歩みを振り返り今の問題を見つめつつ、将来への
展開を望み、祈っていきたいものです。

◇基調講演とミニシンポジウム 9月8日(土) 午後1時半~5時半
-「中国のプロテスタント200年を概観する」(講師交渉中)
- ミニシンポジウム 司会:渡辺祐子(明治学院大学助教授)
- パネリスト:松谷曄介・守部喜雄・金斗賢・他一名

◇連続講座 いずれも午後2時~4時半まで
10月13日 仮題「抗日戦期の上海で」池田鮮氏・古屋安雄氏
11月10日 タイトル未定 渡辺信夫氏
12月 8日 仮題「わたしと中国」武田清子氏

※「共に学ぶ会・中国の基督教200年」は、中国の基督教に関心のある東
京近辺のキリスト者たちが2003年8月に発足したミニ・グループです。
わずか十名足らずで、これまでも十数回しか勉強会をしていませんが、
その学びの一つの区切りとして、上記のようなミニ・イヴェントを企て
ました。多くの方にご参加いただけますように。
* 連絡先: 加藤実 (中国・武漢・華中師範大学中国近代史研究所)
zta10402@nifty.com

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■2.『瑶湖(やおふう)便り』

藤原 薫(日本福音ルーテル名古屋めぐみ教会)

(現在、NCCより中国愛徳基金会に日本語教師として派遣されている藤原
薫姉の後援会の『瑶湖(やおふう)便り』第2号(発行 2006年10月)から2つ
の記事をご紹介します。)

○ 一期二年の働きを終えて

神様の豊かなお導きと皆様の暖かいご支援に支えられて、アミティ日本語
教師としての一期二年間の働きを終えることができましたことを心より感
謝申しあげます。

一年目は五里霧中、暗中模索の一年でした。日本と多くの文化を共有しな
がら似て非なる中国人の生活習慣や物の考え方にカルチャーショックを受
けたり、同じ文化を共有しているからこそ理解し合えることもたくさんあ
ることを発見して喜んだり、失敗をする度に中国人の善意と寛容さに触れ
て感動したり、そして何より、勤勉で優しい学生たちの支えと励ましがあっ
たから、喜びと感謝のうちに二年目を迎えることが出来ました。

二年目は、まさにその喜びと感謝と賛美の一年でした。学生たちの日本語
が日進月歩上達していく様子に驚喜し、その日本語を通して心の交流が出
来るようになったことに感動し、さらにこのようにめぐみ豊かな道を用意
してくださった神様に感謝し賛美する一年でした。中日戦争勝利60周年記
念の行事に沸いた昨年は、私たち在中日本人にとって居心地の悪い一年で
したが、これはかえって学生たちと日中友好のありかたについて考えるよ
い機会となりました。私の教えている学生の中に「日中友好」スピーチコ
ンテストで華東地区代表の一人に選ばれた学生もいますし、他の団体の主
催する作文コンクールに応募した学生もいます。政府レベルでは相変わら
ず険悪な状況にある日中関係ですが、草の根レベルでは相互理解をはかる
べく様々な活動が行われています。私はアミティ日本語教師として、また
皆様は私を支えてくださることによって、日中友好の架け橋となる次世代
を育てるための尊い働きに参加させていただいているとの思いをますます
強くしています。

依然として高度成長を続ける中国経済ですが、バブル景気への不安、ます
ます広がる貧富の格差など、ひずみや矛盾が問題になっています。中国愛
徳基金会(アミティ)は二十年の間、中国社会の底辺で苦しむ人々へ支援
活動を続けています。私の属する教育部門では、世界十数カ国から派遣さ
れた語学教師が特に貧困地域にある学校で語学教育に携わっています。私
も二年間、江西師範大学で「日本語教師のたまご」を育てる働きをしてま
いりました。皆様から尊い献金、熱心なお祈り、暖かい励ましのお言葉な
ど様々なご支援をいただいて充実した一期二年間の働きを終えることが出
来ました。

めぐみ教会後援会の皆様には、一年間の任期延長を認めていただき感謝い
たします。3年目に向けての抱負は、第一に学生たちの日本語能力のレベ
ルアップ、第二にアミティと日本のルーテル教会との相互理解の促進、第
三に日中両国の青少年の交流です。第一と第二は過去二年間の実績の上に、
何か目に見える形で実現できるものと考えていますが、第三は資金や時間
など難しい問題があります。私の思いが皆様のご賛同を得られ、神様のお
導きがあれば必ず叶えられると信じています。どうぞ、お祈りに覚えてく
ださい。

過去二年間、皆様から熱い祈りと、私の思いをはるかに超えてたくさんの
献金をいただきましたことを重ねて感謝し、新たな年度にもまた主に喜ば
れる働きが出来るように、ひきつづきお祈りと献金によるご支援をいただ
けますようにお願い申し上げます。

○ 江西省のアミティ教師

2006年度、江西省在住のアミティ教師は南昌に英語教師2人と日本語教師1
人、新余に英語教師2人、のわずか5人になってしまった。

アミティ教師の絶対数が減っていること(現在50人前後とか)と、雲南省、
甘粛省、貴州のような内陸南西部の辺境地域の語学教育に重点が置かれ、
そういった方面へ、多くの教師が異動しているためである。

真鍋先生は3年間、大河内先生は2年間のNCC派遣期間を終え、アミティを
離れて個人契約教師として江西省にとどまることになっている。2006年度
のアミティ日本語教師は私だけとなりさびしい限りである。
(* 編註:眞鍋さんは江西省の吉安市の井岡山学院で、大河内さんは引き
続き江西省南昌市郊外の東華理工学院で、働きを続けておられます。)

最近、アミティ日本人教師に与えられた使命をますます強く感じるように
なっている。「先生はなぜ師範大学の先生になったんですか?」と学生た
ちからよく聞かれる。この質問に答えるためには「アミティとは何か」か
ら始めて、「私がクリスチャンであること」、「日本の教会がアミティを
支援していること」、また「そのアミティが私を師範大学に派遣している
こと」などの長い説明を要する。その過程で学生たちはアミティと日本の
キリスト教会、そして師範大学という一連のつながりを知ることになり、
そして一人のクリスチャン日本語教師が日中友好を願いつつ教壇に立って
いることに気づく。立身出世、金儲けを第一義とするような社会の中で、
私のような生き方もあることをはじめて知る学生も多い。学生たちが将来
どんな生き方を選択するにせよ、自分たちが学んだ日本語を誇りに感じ、
いつまでも日本に対する興味関心を持ち続けてくれる学生を育てたいと思っ
ている。

※ "The AMITY TEACHERS PROGRAM"
http://www.amityfoundation.org/page.php?page=76

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* バックナンバー: http://ncc-j.org/diarypro/diary.cgi?field=7
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