■1月7日
○主よ、遣わしてください-和解と平和の実現のために-(NCC第36総会期テーマ)
敗戦後、NCCに加盟する多くの教会・キリスト教団体は、戦争に加担した罪を神の前に告白し、悔い改め、神と隣人に対し赦しを乞いました。私たちは、過去の「加害の記憶」と、歴史が私たちに教えたことを心に刻み、2度と同じ罪を犯さないことを決意し、新たな道を歩み出しました。
しかし現在、日本は、教育基本法を変え、平和憲法を改訂する準備が着々と進められています。私たちは、このような時代の流れの中で、傍観者として状況を座視する余裕はありません。イエスのみ言葉に聞き、和解と平和の福音に立って生きる勇気を持つことが求められています。
私たちの信仰の歩みと宣教の働きの根底には、イエス・キリストが神に派遣され、神から託された使命を、この世において遂行した事実があります。この派遣の延長上に、復活のイエスを経験した弟子たちの働きがあり、教会の宣教の働きがあり、一人一人の信仰の歩みがあるのです。
聖書は、「父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす」(ヨハネ20:21)と伝えています。私たちは、この神からの招きと派遣に「主よ、遣わしてください-和解と平和の実現のために」と応答する者でありたいと願います。
■1月14日
○「外国人住民基本法」の制定
この法律案は、日本の植民地政策によって台湾、朝鮮半島から日本に来ざるをえなかった人々とその子孫が、長年強要されてきた指紋押捺、外国人登録法に反対する取り組みに、教会が自分たちの課題として意識しながら取り組んできた歩みの中から生み出されました。近年では、経済のグルーバル化によって来日した外国人が、就職したいところで働けない、入居したいところで暮らせない、買いたいものがある店に入れないという差別、排斥の苦しみを負いながらも、日本で日々の命を祈りながら生きています。
この法律案は、在日外国人が、安心して暮らせる社会が実現することを求めるものですが、その実現は、日本人が差別、排斥といった生活から自らを解放することにも必ず繋がっていくと思います。祈りのうちに覚え、制定署名に是非ご協力ください。この署名は毎年行いつづけます。
○外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会(外キ協)
外キ協は1987年に発足し、外国人登録法問題を、日本の教会の宣教課題として、特に戦前、戦中の日本の教会が、アジア・太平洋地域における植民地支配と侵略戦争に加担してきたことへの「悔い改めの業」として取り組んできたものです。
今年2007年で、外キ協は設立20周年を迎えます。この20年の歩みが、指紋押捺制度を撤廃する成果を導いたことは、日本の教会が、自らの歴史的責任を果たした一つの貴重な財産といえます。
しかし、去る6月に「入国管理法」が再び改悪され、特に新規入国外国人、協定永住資格をもたない外国人から、入国時に指紋、顔写真等を強制採取することが実施されています。この改悪状況を改善していくためにも、外キ協は、「外国人住民基本法」(案)の早期実現を切に求めています。個々の教会が、民族、人種、国籍の壁を乗り越えて、主イエスの名によって共に生きていける場となることが、外国人管理、排外政策を改善する具体的イメージとなるでしょう。
■1月21日
○キリスト教一致祈祷週間(1月18〜25日)
キリスト者の一致のための祈祷週は、北半球では大体、毎年1月18日〜25日に守られています。日本キリスト教協議会では、カトリック中央協議会と共同して、毎年、WCC信仰職制委員会とカトリック教皇庁一致促進委員会が準備した資料を翻訳し、式文を作成し全国の教会に配布しています。
2007年の主題は、「耳の聞こえない人を聞こえるようにし、口の利けない人を話せるようにしてくださる」(マルコによる福音書7章37節)です。一致祈祷会の働きは地道ではありますが確実に全国の教会に根を広げています。共に祈りましょう。
○NCC信仰と職制委員会
委員会では「目に見える一致」を目指して、NCC加盟教会の委員に加えて、カトリック教会、ロシア正教会から委員としてご奉仕いただき、活動を展開しています。毎年、カトリック教会と共同で一致祈祷会と対話集会を実施しています。教派間の一致、他宗教間との対話も視野にいれ、活動をしています。
■1月28日
○NCC文書事業部
NCC文書事業部は、キリスト教文書伝道の舞台裏の仕事をしています。キリスト教書の出版、取次、頒布にたずさわる人々のうちで、文書伝道の志を持っていない人はいないでしょう。あるキリスト教書店の担当者は、一日数百キロも車を走らせて、諸教会に本を届けています。教会を離れてキリスト教文書伝道はないからです。
文書事業部は、キリスト教出版販売協会と連携して出版支援、業務協力等の活動をしています。必要とする方に、キリスト教良書が届くようにお祈りください。
○日本盲人キリスト教伝道協議会
明治以後の日本の視覚障害者福祉は、多くの盲人クリスチャンによって推進されました。戦後、ヘレン・ケラーの来日をきっかけとして、1951年に盲人信徒を中心に、NCCと日本キリスト教団が協力して盲人伝道協議会が生まれました。超教派の総合的なキリスト教伝道団体で、視覚障害者への宣教、視覚障害信徒の信仰生活及び教会生活の支援、教会の障害者理解の推進、海外の障害者との交流等、様々な活動を、皆さまの献金に支えられて、行っています。
■2月4日
○ドイツ語福音教会
東京にあるドイツ語福音教会は2005年に創立120周年を迎えました。スイス人宣教師によって教会が建てられ、横浜で始められました。
最初の教会は関東大震災で倒壊し、次に献堂された教会は第2次世界大戦で焼失しました。現在の教会は五反田にあり、会員は約100家族。会員は主にドイツ、スイス、オーストリア出身者。ドイツ福音教会(EKD)の協力で、教会運営がなされています。ドイツ語福音教会の働きを覚え、日本の諸教会との交わりもさらに進められるよう、お祈り下さい。
○NCCドイツ教会関係委員会
ドイツ教会関係委員会は、日独教会協議会をこれまでに計5回、10年ごとに開催して日独の教会が学び合う交流と共同作業の機会を作ってきました。また、ドイツ教会と世界教会協議会の協力を得て、エキュメニカル運動に貢献する人材の育成を目的として奨学金プログラムを運営し、毎年2名前後を送り出しています。
現在、奨学金を受けてドイツに留学中の岡田仁牧師がよき学びを進められ、ご家族共々に健康が守られますよう、お祈りの内にお覚え下さい。
■2月11日
○信教の自由を求めて
ここ数年、国旗・国歌法の制定に基づき、日の丸・君が代の強制が教育現場で強化されています。2006年9月に、東京地裁は、「日の丸・君が代」強制反対訴訟において、2003 年の東京都教育委員会からの通達の内容と、これに基づく校長の職務命令が、憲法19 条の思想・良心の自由を侵すものであり、また、この通達とその後の東京都教育委員会の校長に対する一連の指導等が、教育基本法10 条1 項の教育に対する不当な支配に該当するとの判断を明確に下しました。
首相、国会議員らの靖国神社参拝に抗議する取り組みに合わせて、信教の自由を求める働きが大切です。
■2月18日
○NCC宗教研究所
NCC宗教研究所は、日本の諸宗教の理解を深め、宗教間の対話・交流をすすめることをめざして設立されました。(1959年NCC総会で決議)今日、平和・人権・環境などの問題について、宗教間の相互理解・対話の重要性が全世界的に強調されています。宗教研究所が、この大切な課題を果せるようにお祈りください。
研究所は、雑誌『出会い』と英文雑誌 Japanese Religions の発行、研究会・講演会・連続講義・ゼミナール・対話集会の開催など、従来からの活動に加えて、2002年から新しい企画を立ち上げました。毎年、海外から神学生数名を迎えて、英語で諸宗教の授業を提供し、また、諸宗教の人々との交流、宗教施設見学などを行います。新企画のきっかけは、諸宗教併存社会への急激な変化に対応した教育が必要というドイツの教会・宣教団体の要請でした。
○日本クリスチャン・アカデミー
日本クリスチャンアカデミーは、異なった立場に立つ人々の間の話し合い(対話)を提供して、関東では関東活動センター(日本キリスト教会館内)を、関西は関西セミナーハウス活動センターを拠点に、活動しています。
また、関西セミナーハウスは比叡山のふもとの歴史的風土保存地区に位置しているので、各種の研修や教会の修養会などにも利用されています。
日本クリスチャン・アカデミーの働きを覚えて、お祈り下さい。
■2月25日
○世界祈祷日(3月2日)
世界祈祷日は、毎年3月第1金曜日に、地球上の170余の国・地域でもたれる女性たちの主催によるエキュメニカルな祈りの運動です。その歴史は19世紀まで遡ります。祈りのテーマと式文の作成担当は、4年毎に開催される国際委員会(総会)で決められます。日本では、担当国・地域が作成した式文・資料をNCC女性委員会が翻訳・配布しています。現在全国約200カ所で礼拝が守られています。
2007年の世界祈祷日は3月2日、テーマは「神の天幕のもとに結ばれて-パラグアイからのメッセージ」です。
2007年5月にはカナダのオンタリオにおいて世界祈祷日国際委員会が開催されます。日本からは、松浦順子(聖公会)、丹野信子(バプ同)、梶井洋子(バプ連)、大島史子(女性委員会プログラムスタッフ)の4名が参加します。実り豊かな委員会となるよう、お祈り下さい。
○NCC女性委員会
NCC女性委員会はキリスト者女性達が、イエス・キリストの生き方にならい、また勇気づけられて教派・団体を越えてエキュメニカルに活動します。
<活動目標>
- 教派・団体からのメンバーの交わりを通して相互理解を深め、互いの働きのために祈り合い、経験や知恵を分かち合う。
- 女性や子どもたちの尊厳を損なっている状況について、共にその回復のために働く。
- 和解と平和の活動に、世界の女性達と連帯する。
<具体的な働きとしては>
- 「世界祈祷日」の日本における責任団体として、世界共通の礼拝式文と関連資料を翻訳・編集し、全国配布します。また各地での祈祷日開催の呼びかけと支援を行います。
- WCCの「すべての暴力を克服する」運動に応えて、「いのち いとおしんでいますか」の共通テーマで、連続フォーラムを開催しています。またこの運動に関連する情報を「キリスト者女性ネットワーク」として随時発信します。
- 韓国NCC女性委員会と協働で「日本・在日コリアン・韓国NCC女性委員会連帯・交流会議」を隔年で開催して10回を数えます。
- 日本軍強制「慰安婦」問題をはじめ、女性の視点で戦争の記憶を次代へ語り継ぐとともに、加速度的に進んでいる「戦争をする国づくり」を阻止するための活動に、幅広く協働していきます。
■3月4日
○国際女性デー(3月8日)
3月8日が「国際女性の日」と定められてすでに一世紀。国連では1974年を「国際女性年」と定め、それ以降毎年この「国際女性の日」を記念したイベントを開催し、ジェンダーの平等と女性のエンパワメントの促進、啓発に一層取り組んでいます。
1995年に北京で開催された「第4回世界女性会議」で、「北京行動宣言」が、各国の首脳や女性団体から強い熱意と固い決意をもって採択されました。
世界教会協議会(WCC)では、1991年から2000年の10年を「教会が女性と連帯する10年」と定めて、さまざまな権利とジェンダーの問題に教会が向き合うようにと呼びかけました。
女性たちが神さまの招きに応えて歩み出すことができますように。また教会が、女性たちの置かれている状況に敏感となり、問題解決の道を祈り求めていけますように。
○富坂キリスト教センター
富坂キリスト教センターは、120年前からドイツ・スイスの教会と緊密に関係する土地において「キリスト教社会倫理の諸問題を学際的に研究する」ことを主目的に建設されました。
最初の「キリスト教と天皇制研究会」が戦前のキリスト教会の実態を天皇制との関係において追求して以来、過去の反省に基づいて未来に大きな夢を持とうとする教会の宣教に協力しつつ歩んでいます。超教派的な研究活動を通して、NCC宗教研究所との共同プログラムも推進しています。
■3月11日
○日本福音同盟(JEA)
日本福音同盟(JEA)は、1968年に同盟を結成した総数12万人あまりの日本の福音派の団体です。福音的諸教会の交流・協力機関です。
相互理解と交わりの促進、諸問題への必要な対処、各種専門委員会による調査研究の実施と情報の提供、世界の同様な団体との協力提携を目的としています。その中で社会委員会は、社会的責任、ことに信教の自由を守る戦いとしてセミナーや重要な問題について内外に声明を発信してきました。
次の事柄を共にお祈りください。
- 憲法改正についての動きに対して「主権者である私たちは警鐘を鳴らし、強く反対」と社会委員会からの呼びかけに、諸教会が協力してこれにあたることができるよう。
- 国内外の起きる諸問題に対して協力し、JEAとして必要なる対応を果たせるよう。
- 2009年開催を予定している第5回日本伝道会議への準備が、この時代における福音の宣教と証詞の機会として整えられていくよう。
■3月18日
○エキュメニカル青年活動
2006年9月に開催された世界教会協議会中央委員会では、エキュメニカル青年活動の促進母体を設置することが確認されました。アジア、とりわけ日本を含む東アジアのキリスト者青年たちは、互いの歴史を理解した上で、「軍事的暴力の克服、経済格差の是正」を目的に活動するよう準備をしています。
互いの歴史を認識すること、それは、「被害国」が新たな「加害国」にならないために過去の加害国から学ぶことをアジア全体の、また世界との関係の中において行うことが必要です。このような活動の基本は、各個教会における青年活動の育成にあると言えます。青年の育成が教会の刷新に繋がることを覚えお祈りください。
○NCC青年委員会
青年活動における基本は、「青年が青年による青年のための宣教活動を育成すること」にあります。NCC第34総会において青年委員会が設置された際にも、この委員会の基本理念は大切に論議されました。
多くの学生・青年が、主イエスに倣って生きる「自分探し」を求めている今日、全国レベルの青年担当幹事を設置している教団は、まだ数えるほどしかありません。それだけに青年委員として派遣されている委員の相互協力と所属教団、団体の活動内容と方向性を常に共有することは委員会にとって大切です。
青年活動を促進するリーダーシップ(全国エキュメニカル学生青年運動協議会、アジア学生青年週間、CCA(アジアキリスト教協議会)青年部主催の東北アジア平和協議会等と連携させた)養成プログラムを定期的に開催し、その成果を各個教会に還元していけるように努めたいと思っています。
■3月25日
○キリスト者政治連盟
戦後60年、ちょうど真中の1975年に創立した「キリスト者政治連盟」は、その「総則・目的」で「本連盟は、和解の福音をゆだねられ、よみがりの主がすでに世界の主であることを信ずるキリスト者が、その信仰に基づいて、日本国憲法下の民主体制を尊重し、「地に平和」を確立することを祈りつつ、自由にして責任ある発言と行動を行うことを目的とする」と謳っています。その具体的な活動として、憲法の「国民主権・非武装平和・基本的人権の尊重」に則り、毎月の常任委員会と年一回の一泊研修会を開き、また、国会・自治体議員選挙支援、その他の政治活動を行い、会報「キ政連」誌発行を続けています。
最近、右傾化、軍事化を急ぐ政治の動きに対し明確な反対の意思を表明していますが、今後、この運動を引き継ぐ後継者問題が重要な課題となります。信仰に基づく政治的な志を同じくする超教派の集まりですから、自由に多くの方々のご参加を期待しています。
○キリスト教保育連盟
キリスト教保育連盟は、幼稚園、保育園、養成校が保育の向上を図り、現職教育、乳幼児教育の指導者育成のために、研修事業、出版等をしています。少子化が続く厳しい時代にあって、“子育て支援"等の行政の動きを視野に入れつつ、活動しています。
子どもたちも保育者も大切な存在として受け入れられていることを感じながら、お互いを受け入れ、感謝する心を培いたいと願っています。“幼子と共にキリストへ"と祈り合う大切さを思います。
○国際基督教団
国際的な伝道を目的として1946年に独立開拓伝道をして設立されたプロテスタント教団(旧メソジスト)です。
1989年からは、信徒研修講座が毎年周期的に開講され、1990年には教会音楽科も設置され、教会奉仕者育成にも力を注いでいます。日本キリスト教協議会、日本福音同盟に加盟しています。また、1972年以来、全国朝祷会連合に代々木朝祷会として参加しています。
|